尊敬する先生は?

今日10月5日は「世界教師デー」だそうです。

私は子どもの頃に特別な想いがある先生がおられます。小学校の頃、理科を担当してくれた男の先生です。

私は結構人懐っこい性格だったので、どの先生ともそれなりに仲良くしていた方だったと思うのですが、この先生には、特別なついていました。

先生は、当時年齢が50歳くらいで、髪の毛はもじゃもじゃ、お世辞にもかっこ良いとは言えないタイプ。私がいつもその先生の話をしていたので、父や母に、なんでその先生がいいの?と聞かれた記憶があります。

先生は特別優しかったわけでもなく、怒られるときは怒られていましたし、何がそんなに他の先生と違ったのか分らないのですが、とにかく先生がおられる理科室に入り浸っていました。

高学年になって、理科を他の先生が担当することになり、授業で先生にお会いすることはなくなりましたが、夏休みは先生のおうちに遊びに行ったり、先生と一緒にサイクリングをするのを企画して人を集めたりしていました。

大人になって、先生が校長先生をされている学校に何回か会いに行ったりしたのですが、結婚してからはお会いすることもなく、そのうち父から「○○先生亡くなられてたぞ」と聞きました。思えば先生もその頃はかなりの高齢だったはずです…。もう一度お会いしておきたかったと後悔しました。

今思い返してみると、その先生はわたしの事を「ゆりさん」と呼んでくれていました。上から目線ではなくて、対等に話をしてくれていたように思います。そこが違ったのかもしれないですね…。

今、iPhoneの設定などで、秘密の質問として「尊敬する先生は?」には、「〇〇先生」っていつも書いています。私にとって先生と言えば、この先生以外の名前を書くことはないので、絶対間違わない質問です。

縁があって、私も先生をさせて頂いています。教員免許があるわけではありませんが、子どもさんたちにとって「パソコン教室の」先生です。

ロボット・プログラミンの授業が終わると、平良先生と一緒に「今回はここが気になったね。今度はこうしていこう!」といつも反省点を話し合っています。

私たちは、必要なときには叱ることもあります。楽しいだけの教室にするのではなくて、成長の喜びがある教室にしていきたいと思っております。まだまだ未熟ですので、子どもさんたちと一緒に成長していきたいと思っております。

私がかつて、先生に抱いたような信頼感を持っていただけるように頑張っていきたいと思っています。

世界教師デーと聞いて、私が思った事でした。